採択率

第三回受付締切分(2020年8月7日締切)の小規模事業者持続化補助金の採択結果が発表されましたね。

採択率は、33.9%となりました。前回の第二回受付締切分が80%台の採択率でしたから、とんでもない下落率。

令和2年度補正予算 日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>

今回分は、申請期間中に商工会議所の支援機関の確認書が不要となったり、補助対象となる経費例が変わったりとドタバタ劇が繰り広げられましたが、それが見事に反映された形になりました。

たった1回の違いでここまでの差が出るとは、多くの方が予想できていなかったのではないでしょうか。

マスメディアでも大きく取り上げられている持続化給付金や家賃支援給付金の不正受給の影響が審査基準にも影響したのかどうなのか、一業者でしかない私共には伺い知ることはできません。が、突然の審査基準の変化には多くの方が戸惑ったと思われます。

コロナ型については、あと一回チャンスがあります。

今回不採択となった場合でも再チャレンジが可能です。

しかしながら、ここまで採択率が低いとなると、これまでのやり方では通用しなくなる可能性が高いでしょう。

精緻な事業計画書をもってしても不採択となった事例が数多くあったということを、同業の専門家からも聞いています。

審査担当者や申請のタイミング等の違いで結果が異なっているような気がしてならない。。。

もはや運とタイミングの問題なのか^^;と、思ってしまいますね。笑

申請期間中に公募要領に変更が加えられるなど、審査基準が極めて不透明と言われても仕方ないですよね(申請したあとに公募要領が変わってしまったという方もいると思います)。

とはいえ、コロナ型はあくまでも緊急的かつ特別な制度ですので、事務局を責めるわけにもいきません。申請者数そのものが大幅に増加していますので、事務局もパンク状態なのかもしれません。

事務局、審査担当の方々の現場の苦労は相当なものだと思います。最大限、努力をして下さっての今回の結果なのでしょう。

今後はコロナ型、通常型どちらで申請するのが良いか

今後、小規模事業者持続化補助金の申請をされる方は、最後の申請受付となるコロナ型とするか、通常型で申請をするか、慎重な判断が求められます。

弊社としては、今後も制度が継続していく通常型の活用をおすすめしていこうと思います。

令和元年度補正予算 日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金<通常型>

といいますのは、通常型のほうが再現性が高いからです。

一度きりで、かつ、採択率も低くなってしまったコロナ型(審査基準も曖昧)よりも、今後も複数年は継続される通常型を利用するほうが、長期的には良いと考えるためです。小規模事業者持続化補助金自体は2度、3度と複数回利用することも可能ですので。

とはいえ、コロナ型の方が補助率及び補助金額も高くなっていますので、絶対にコロナ型で採択を勝ち取りたいという方は、最後にもう一度チャレンジするという選択肢もありです。

採択率が下がったとは言え、33%の採択率、3者に1者は採択されるわけですから。

ひとまずは、もう少し様子を見つつ、今後の動向等も見極めていく必要がありますね。採択結果が発表されてからまだ1日しか経っていませんしね^^;

また新たな情報が入ってきましたら、こちらで発信していきたいと思います。